モバイルバッテリの充放電テスト

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ブログまとめ記事でIC-705での実使用を模してモバイルバッテリの耐久力テストを実施しましたが、その後USB関係の試験を行える簡易的な測定器を入手したので、今回は着眼点を変えてモバイルバッテリの充放電テストを行いました。対象は私が使用しているコレで、公称値容量26,800mAh/96.48Whとお考え下さい。

まずは充電テストから。測定器をリセットしてから、USB PDの充電器で充電開始します。この測定器、USBを流れる電圧・電流を表示するだけでなく、積算のWhまで表示してくれます。これは電圧・電流はどんどん変化して手計算で積算出来ないので嬉しい。

結果、106Whで充電完了。公称値96.48Whですので意外とロスが少ない気がしました。これで公称値と実容量の差がないことが証明されました。中華モバイルバッテリは時々実容量がダメダメな物も存在するようなのでちょっと安心。

本題の放電テスト。無線機を使って実際に送受を繰り返して放電したいところですが、今回は純粋に実容量を知りたかっただけなので手抜きしてノートパソコンで延々YOUTUBEを再生して放電しました。

結果、85Whでした。公称値96.48Whですのでこれも意外とロスが少ない気がしました。以前のIC-705をつかった耐久実験で実容量=公称値×0.9と算出していたのはほぼ正解だったようです。

大容量モバイルバッテリの中身はほぼ同じようなセル+同じような回路のようですので、よっぽどの偽装品をつかまない限りは公称値から使用可能時間を計算して問題なさそうです。

東吉野村で運用を行いました

なかなかタイミングが合わずしばらく遠のいていた移動運用、「起きれたら出掛けよう」ぐらいの気持ちでいたらしっかり目覚まし時計が鳴る前に起きました。(笑)

で、車に乗り込もうとしたらフロントガラスが凍り付いている!7時の時点の外気温が0度、めっさ寒い!完全に出鼻をくじかれました。

本日の移動場所は東吉野村、標高880mだそうです。珍しく天候に恵まれ移動運用日和となりましたが、こんな日は放射冷却でめちゃくちゃ寒い。

いつものお手軽スタイルで、車の上にモービルホップを載せて7MHz中心のFT8で運用を行いました。コンデションは良くも悪くもなく、一度に3~4局程読んで頂けるちょっとしたパイルアップもあり、10分程呼ばれない事もあり・・・車の中とは言え、エンジンを切っているためどんどん冷えて寒さに耐えきれなくなり、トイレ&体を動かす小休止の時間も増えます。

2列目のシートの上にノートパソコンを置いて、隣に座ってカラダをひねってパソコンを眺めるスタイルで腰が痛く、「何かテーブル的なのが欲しいなぁ・・・」と考えていたら、「ん?」ここの隙間にピッタリ入るやん(笑)

真ん中の座席に座ったらちょうどいい高さで、これを発見してからは超楽な姿勢になりました。なんでもっと早く気がつかんかったんやろ?

8時半頃に運用開始して15時頃のバッテリ残量。まだ半分も残ってるやん!もう永久に使える気しかしない(笑)

実際はそんな訳もなく、16時頃最後の残量表示が点滅して終わりを告げ始めたので、後ろ髪を引かれながらお開きにしました。途中トイレ休憩を挟みながらとは言え、7時間半の運用がモバイルバッテリ一個でイケるのは画期的です。FT-690Mk2を使ってた時代は、同じ10Wでも鉛蓄電池を担ぎ上げてたからなぁ、今思えば、あれは拷問としか思えない。以前の実験で7MHzFT8の連続CQで5時間45分使える事がわかっているので、合計1時間半以上休憩したのかな?

ノートパソコンの内蔵バッテリが2時間程で切れる事もわかっているので、実はもう一つ持っている同型のモバイルバッテリをノートパソコンの外部電源として使用していみました。運用終了時にはモバイルバッテリが切れてノートパソコンのバッテリ残量表示が50%だったので、この組み合わせだとあと1時間ぐらいは使えるのかな?

つまり、IC-705+モバイルバッテリで10W運用出来るのは5時間45分+休憩時間。ノートパソコン+モバイルバッテリが使えるのは8時間半ほど。長時間の運用でこれがわかった事も収穫でした。長時間運用が予想されるときのバッテリ配分の参考になりそうです。

もうひとつの収穫。送料を合わせて2400円程で入手した中華ハンディトラックボール。自宅でTV視聴を優先した「ながらFT8」でちょっと使ってはいたのですが、今回の移動運用で初めて本格的に使ってみました。マウスの使い勝手には劣るものの、マウスが使いにくい姿勢の時にはめちゃくちゃ便利です。さすがにキー割り当ての変更は出来ませんが、人差し指が左クリック、そしてスクロールのコロコロとキーボードのESCとEnterもついてるのでFT8の運用で必要な操作はほぼパソコンを触らずどんな姿勢でもコレだけで出来ます。Enterキーはホントに便利でした。セールの時にもう一つ買おうかな。

JQ3BTU@Enkai-Netへようこそ

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趣味のアマチュア無線に関係する事を中心に、情報発信や日頃の出来事のつぶやきを行います。超どーでもいい内容はTwitterでつぶやいています。

外出先でパソコンの時刻を正確に合わせる

FT8モードは同期通信なのでパソコンの時刻を正確に合わせないとデコード出来ず交信が出来ません。自宅ではインターネット接続を利用して合わせる事が出来るけど、外出先となると携帯電話のテザリングを利用したり、携帯電話の電波が入らない場所では手動で合わせたり色々苦労がつきものです。パソコンの時計って、再起動とかスリープモードから復帰したら30秒とか平気でズレたりするんですよね。どうやって合わせるのが簡単か色々悩んだ末、ちょっと便利な方法が見つかったので、備忘録として記録します。

アマゾンで見つけた格安GPSレシーバGLONASS USB VK-172 GPSレシーバー、アマゾンのレビューやネット記事も多く出ているようなので購入してみました。ちなみにこれアマゾンでの購入価格1100円も充分安いのですが、中国の販売サイトからだと送料込みで500円ぐらいとめちゃくちゃ安いです(ただし、輸送もむちゃくちゃ時間がかかります)。

で、翌日には届いたのがこんな感じの簡易パッケージ。周りは溶着してないのでパッケージに戻して保管する事も出来ます。取扱説明書もドライバもダウンロード先リンクもなーんにもない、USBのドングルみたいなのが1つ入ってるだけです(笑)

ノートパソコンに直差しするとこんな感じ。GPSを捕捉すると右下のLEDが緑色に点滅するようです。

ここから先が一苦労しました。アマゾンのレビューでは「Windows10では差すだけで認識した」との記載が多いのですがどうにもなりません。デバイスマネージャを見てもCOMポートが1つ増えただけで、色々な手段でCOMポートにアクセするもGPSとしては機能していないようです。

以下、試行錯誤の末、私が自動で時刻合わせが出来るようになった方法を順を追って記述します。

u-boxのサイトにアクセスし、上のメニューから[Support]を開きます。

開いたメニューから[Product resources]をクリックします。

[u-blox GNSS Sensor Device Driver for Windows, v2.40]をクリックしてダウンロード、インストールします。(一応リンクを張っておきますが、リンク切れした際は上の手順でファイルをダウンロードして下さい)インストールの詳しい手順は省きますが、途中の言語でJapaneseを選択、後は何度かOKを押すだけの簡単なものです。

この状態でu-bloxのサイトにある評価用ソフトウェアからはGPSにアクセス出来るようになるのですが、巷のソフトウェアはCOMポートを使ってアクセスする事が多いので以下の作業を行います。

※アマゾンのサイトにはu-bloxのサイトにあるu-blox GNSS VCP Device Driver for Windows, v3.10(仮想comポートドライバ)をインストールするように記載がありますが、私の場合は仮想comポートにはソフトウェアからうまくアクセス出来ませんでした。

Windowsマークを右クリックしてデバイスマネージャを開くと[センサー]が出来てるので、左の[>]マークをクリックします。

[u-box 7 GPS/GNSS Location Sensor]を右クリックして、[ドライバの更新]をクリックします。

[USB シリアル デバイス]を選択してインストールします。

ここで念のため、パソコンを再起動しておきます。

デバイスマネージャの[ポート]を開き、新しくできたCOMポートを確認しておきます。これで、GPSにアクセスする準備は整いました。

GPSから取得した時刻からパソコンの時刻を自動修正するためにBktTimeSyncと言うソフトウェアのインストールします。向島ポンポコ日記さんのサイトを参考にさせて頂きました。

BktTimeSyncのページからダウンロードします。ダウンロードリンクはページの下の方にあります。

[Serial Port]に先程出来たCOMポートを設定します。

[NTP server]には[ntp.nict.jp]とでもしておきましょう。

他も好みに合わせて変更します。簡単な英語ですので迷う事は無いでしょう。私はNTPも設定しておきましたので、Wifiが使える場所(モバイルルータやテザリングが使用可能な場所)ではNTPで、それ以外の場所ではGPSレシーバを差して時刻を取得することにしました。

このソフトの素晴らしいところは、アマチュア無線家が開発されたらしい気配り。GPSのデータ取得出来るとグリッドロケータが自動で計算されて表示されます。標高まで表示されていますね。

システムトレイに入れておき、マウスカーソルをアイコンに合わせると、最後に時刻修正した時刻と、そしてグリッドロケータが表示されます。なんか嬉しい。

あと、システムトレイのアイコンを右クリックして表示されるメニューから、時刻の手動修正も出来ます。FT8で時刻がズレててうまく通信できないときに、役立ちそうです。

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川上村で運用を行いました

休日出勤の代休が取れたので、川上村に移動運用に出掛けました。天気予報では午後から雨だと言う事で早めに出掛け標高980mの伯母峰でセッティングを行いましたが、予想に反して7時から大雨でした。「1年に400日雨が降る」と言われている大台ヶ原ですから、まぁそれも仕方ないか・・・。雨が降ると落石等が危険な場所ですので、早々に撤収して別の展望台に移動しました。標高980m→350mと随分低くなりましたが、安全には替えられません。低いと言えども展望台、眺めはなかなかです。

相変わらずのお手軽スタイル。運用地変更も、モービルホイップを外して移動し、また立てるだけです。平日なので展望台を独り占め出来たのですが、それでも占有スペースは車一台分、エンジンも停止しての静かな運用は気持ちがいいです。雨で窓が開けられないのが残念ですが・・・。

運用を終えた頃には雨がやんだので、ちょっと散策しました。この場所はダムを建築した際に大規模な地割れが起こり、住めなくなった住人が移転を余儀なくされた廃村跡の地滑り対策後の公園になります。お城のような石垣が多く残されているのは急斜面に斜面に住んでいた方々のお宅の擁壁、所々には家があった痕跡もあります。神社跡もあり、ダム建設のために故郷を失った方々の悔しさがこの地に残されているようで、ちょっと複雑な気分になりました。

運用と散策を終えての帰路、道路上に石が・・・恐い恐い。こんなのが直撃したら溜まりません。また引っかけてパンクでもしたら嫌なので、慎重に、且つそそくさと通り抜けました。

野迫川村天狗木峠で運用を行いました

野迫川村の天狗木峠で運用を行ってきました。野迫川村全体が比較的標高が高いのですが、この場所は少し上って約1000mです。最近、綺麗な雲海が見られると写真家から注目されているホットな場所でもあるのですが、木が多く生えていて眺望を楽しむには少し山に入らなくてはいけません。もう何度も仕事中に休憩に立ち寄っている場所なのですが、今回は無線機を持ってやってきました。今日も仕事前のひとときです。

いつものお手軽スタイル。こんなアンテナとIC-705とモバイルバッテリとの組み合わせの10Wで簡単に設営して運用を行います。以前に運用を行ったときはマイクでのおしゃべりだったので、9時には切り上げていつでも社有電話を受話出来るようにしていたのですが、今回はデジタルモード(FT8)なのでのんびり運用が出来ました。

8時頃~12時頃までぶっ続けで4時間程7MHz FT8モードで運用を行いましたが、モバイルバッテリの残量表示は50%以上を指してたので以前に行った検証より長持ちしている?反面、パソコンのバッテリの残量表示が満充電状態で5時間以上使える事になっているのに、2時間程使ったとき(残量表示は残り3時間)に突然電池切れになったのには焦りました。慌てて予備のモバイルバッテリとPC用に準備したケーブルをバッグから取り出し事なきを得ましたが、中華互換バッテリは誤動作しちゃうのかな?

本日の交信数は105局、楽しい移動運用となりました。微弱な電波をキャッチしてお声がけ下さる皆様、いつもありがとうございます。

運用を終えて仕事場に向かった途端に大雨に降られましたが、帰りに立派な虹を見る事が出来ました。最近は急な大雨が多い事もあり、虹の便りをよく聞きますね。

VK9NK局ノースフォーク島からQSLカードを頂きました

VK9NK局IOTA:OC-005OCオーストラリア領ノースフォーク島からQSLカードを頂きました。全てFT8モードで7MHz, 18MHz, 21MHzの3バンド分をコンファームさせて頂きました。JIAもいいけどやっぱりIOTAは興奮しますね。一生掛けても絶対完成はないだろうけど、コツコツ頑張りたいと思います。

JIAなら自分が移動してもカウントされるので全島賞もなんとかなるかなぁ。JIAを発行されてる津島クラブの皆様、それまで待っていて下さいね。

9J2BS局(ザンビア)からQSLカードを頂きました

9J2BS局、南アフリカのザンビアからのeQSLカードを頂きました。

深夜一時頃にWEBプログラムをいじりながら7MHzFT8をワッチしていたところ、CQの出し始めたところをたまたま目撃したのでダメ元で呼んだら返答があったものです。私の環境では打ち上げ角が高くアフリカの内陸部はなかなか交信が難しいのですが、先方の耳に助けられたのだと思います。もちろん交信は初めての国で、めっちゃ嬉しいコンファームとなりました。

F5MYK/MM局からQSLカードを頂きました

F5MYK/MM局からQSLカードを頂きました。

この方は船乗りのようで、航海をしながら海上のグリッドロケータを送信して頂いております。全22交信分のレアなグリッドロケータ(PL18, MK62, MK48, BN15, OJ36, PM15, PM34, PN90, QN01, RN87, RN97, AN27, AN37, AN47, BN81, CM27, CM54, OJ36, OJ37, OL72, OL93, PM11)をコンファームさせて頂きました。

グリッドロケータの一覧が入ったデザインのQSLカードがよいですね。

WEBページを変更しました

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16年に渡りメンテナンスをしながら使用してきたブログやWEB記事のソフトウェアを変更しました。旧ページの更新はこの投稿をもって終了し、新ページに移行しました(今表示されているページが新しいページです)。本年以降の記事は新ページに移行しておりますが、昨年以前のページはtwitter等に流したリンクがあるのでしばらくは残し、いつ消滅するかは未定です。

古い開発が終了したソフトウェアを自力で改造しながら使っていたのですが、私のプログラミング力やデザイン力が不足し色々限界を感じたので、最近流行のWordPressを試験導入してみました。するといとも簡単に今風のWEBページが作れ、しかも旧ページからの以降もほぼコピペだけと半日もかからず本当に簡単に出来てしまいました。いやはや、サンデープログラマーはもはや不要な感じですね(笑)

そんなわけでしばらくは試行錯誤が続きますが、それも楽しみとして付き合って行こうと思います。