Daily Archives: 2020年7月29日

モービルホイップの確認(第一弾)

この夏の家族旅行に持って行く予定のHFのモービルホイップ、10年ほどお蔵入りになっていたのでテストを兼ねて状態を調べてみました。実際に使っていたアンテナがほとんどなので購入直後の初期状態ではなく、調整後の値になります。

運用スタイルはこんな感じで、写真はずっとメインに使っていたコメットのCA-HVです。7/21/28MHzの各バンドはコイルを交換する事で対応出来、L型に2つまでのコイルを同時に接続出来ます。コイルが中間につくセンタローディングだからなのか、アースさえ取れればそれなりに飛んでくれるよいアンテナです。今回もこいつをメインで使用するつもりです。また、50/144MHzにも対応しています。

駐車場などでお気軽に運用するので、停車してエンジンを切ってから俗に言うペッタンアース(マグネットアース)とマグネット基台を取り付け、アンテナを立てます。マグネット基台は磁力が強すぎて外すときに難儀するので、1枚布を挟むようにしています。

ペッタンアースは車体と電気的に接続したようにSWRがよく下がるのですが、経験上車体の大きさに影響を受けるようで、ミニバンや商用バンはいいのですが、ジムニーなど小さな車体では金属部が少なくアース不足となり全く電波が飛びません。それはグランドを電気的に接続しても同じです。その場合は、基台部を大きなクリップで掴み、グランドを追加してやる必要があります。

アンテナアナライザーで調査してみました。結果は以下の通り。

メインで使っていたアンテナはよく調整が出来ていましたが、50MHzの中心周波数が46MHzぐらいになっていたのは意外でした。もっとも、このバンドでこのアンテナは使わないので気にしない事にします(調整するには給電側のエレメントをカットする事になり面倒な事になる)。

3.5Mhzに出たくて購入したモノバンドのHFC-80はSSB用に調整されていたようで、国内向けデジタルモードで使うには少しエレメントを伸ばす必要がありそうです。

CA-HVが絶版になったため18MHzに出たくて購入したのがCA-HVとほぼ同じ仕様で、2代目メインになる予定だったCM-144W7。オプションの3.5MHzと18MHzのコイルがありました。これも各バンドそのまま使えそうですがCA-HVと同じく50MHzの中心周波数が46MHzぐらいになっていました。ペッタンアースを剥がすと中心周波数が上がるので、何か対策が必要なのかもしれません。深追いしないけど。

余談ですが、3.5MHzのエレメントが全然調整されてなかったので最短にしたときに中心周波数が3.531MHzになるように調整しておきました。エレメントがステンレスなので加工にはダイヤモンドカッターが必要で、前もって確認しておいて良かったです。多分3.5MHz帯はオンエアしないけど。

アンテナ周波数(MHz)SWRインピーダンス(Ω)備考
CA-HV7.0411.138
21.0741.0550
28.0741.465
50.3134.875中心周波数が46MHzあたり
144.4601.1575
HFC-803.5311.7403.544時1.2/40、エレメントを少し伸ばせば中心周波数を下げられる
CM-144W73.5311.1540エレメント最短で調整済み、中心周波数を上げるにはエレメントカットが必要
7.0411.560
18.1001.0542
21.0741.0540
28.0741.2555
50.3134.860中心周波数が46MHzあたり
144.4601.0560

せっかくなので、お世話になっているOMさんに頂いたよく飛ぶと言われている通称釣り竿ホイップも測定してみました。

意外と言えば失礼なのですが、実際に使っていたものを頂いたのでさすがの性能でよくできています。7MHz用はセンタローディングのコイルがデカいからでしょう、広帯域に出来ていて使いやすそうです。さすがに3.5MHz用は帯域が狭いですが、先端のロッドで簡単に調整出来るようになっており、市販品より使いやすそうです。

「飛び」や「受け」の比較もしたいところですが、モービル環境がない現状ではテスト出来ないのが残念でした。今後の課題です。(しっかり同調したら市販品とそんなに変わらん気がするけど)

さて、第一弾としたのは第二弾の予定があるからです。IC-705に合わせて流行の(?)バッグに入る小さなロッドアンテナを購入予定にしていて、旅行に間に合うようであれば調整して一緒に持って行きたいと思っています。

周波数(MHz)SWRインピーダンス(Ω)
3.5731.350エレメント最短時。3.531使用時はロッド式エレメント伸張が必要
7.0411.0550

IC-705のバッテリ運用を考える(訂正)

先日書いたモバイルバッテリの容量ですが、算出ミスがあったので訂正しておきます。26800mAhを80.4Whかな?書いたのですが、正しくは96.48Whでした(アマゾンのサイトには記載が無かったのですが、ユーザーマニュアルに記載がありました)。

間違った理由

この文章をお読みの方の多くは御存知だと思うのでおさらいになりますが、W(電力)=V(電圧)×A(電流)です。なので、電力量を表すWh(1時間あたりの電力量)もWh=V(電圧)×Ah(電流)になります。すなわち、多くのバッテリ機器の紹介にある26800mAhなんてのは溜まっている電力量を正確に表す事が出来ず、基準になっている電圧を知る事で初めて電力量がわかるのです。この電圧を間違って何故か3Vにしちゃったので、電力量も間違ったワケです。それは私のミスです。

出力電圧が必要に応じて変わるのにmAhなんて不正確な単位が使われている理由ですが、私の勝手な想像では以下の2点ではないでしょうか。

  • 昔からよく使われている単三乾電池と同じ形状のニッケルカドニウムバッテリやニッケル水素バッテリは出力電圧が1.2Vと明確に記載があったので、mAh表記でも正確な電気容量と言えた。その名残。
  • UBS機器の基準電圧は多くの場合5Vのため、内部バッテリセルの電圧(多くの場合3V台)を隠して内部バッテリセルの容量でmAh表記にしたほうが、容量が多く見える。

電力量は内部バッテリセルによって変わる

ではバッテリセルの電圧は何Vかと言うと、これらの機器によく使われているニッケル水素バッテリは1.2V、リチウムイオンバッテリは3.6V、最近見かけるリチウムポリマーバッテリは3.7Vです。

私が計算したモバイルバッテリのアマゾンのサイトでの記載は、バッテリ容量は26800mAhとあり、当初気付かなかったのですがよく見ると「良質のリチウムポリマー」との記載があったので、26800mA×3.7V=99.16Whです。あれ?計算が合わないぞ?多分、リチウムポリマーではなく本当はリチウムイオンなんでしょうね。私の使い方だとどっちでもいいし、どうせ適当な計算しかしてないのでどうでもいいんですけど。

いづれにせよ思っていた電力量が1.2倍になるわけで、嬉しい誤算となりました。10W出力で5時間ぐらいいけるかな?

最後に言い訳

私がこんなミスをした理由ですが、アマゾンを眺めていて最初に欲しくなったモバイルバッテリの大きく書かれている容量が20000mAh、小さく書かれている電力量が60Whだったんです。3V換算?それで頭の中に3Vがこびりついて、別なモバイルバッテリなのに同じ電圧で計算しちゃってたんです。今思えば容量を大きく見せていたんでしょうね、買わなくてよかった・・・。

この記事を書くに当たって色々ググってみたら、モバイルバッテリの多くの場合は3.7V換算でmAh表記をしているようでしたが、統一されているわけではないようでした。商品選定の際に一番大事な容量、それから持ち時間の計算の元となる部分ですので、皆様もお間違えなきよう・・。

(2020/8/22追記:モバイルバッテリとの接続ケーブルをShop@Enkai-Netで頒布を始めました。また、詳細はまとめ記事で編集・追記しております。)